エブリデイズ

まだ寒い。

東北の桜のたよりを聞くたび少し顔がほころんだり。

だけどニュースはあまり見ないで見る時間をいっときよりは減らしてた。

考えてないわけじゃない。
記憶に焼き付いた映像に
かさなる日常的な景色。 風呂や洗面器の栓を抜いたときに生まれる渦。
なんでもないことだったのにいつからか、そこで目を伏せることがある。

寒い空気、温かい風をもたらす気圧が西から東へ流れることを思う。雨雲が東北を濡らすことを思う。
天気はひとの気分を左右するから。天気に気分を左右される余裕はできただろうかと思う。

まあ…そんないつも考えているわけじゃない。


自分たちでいっぱいいっぱいで、その自分は満腹でストレス発散して、節約せずささやかに経済効果あげよう思ってたら給料日前にぴいぴい気味で、義援金も身の程ぎりぎり結構だくだくしちゃったかな思いながら、節電いうほど家で電気使う時間限定してるし結局関西エリアだしで特別これといってできずに。

罪悪感の飼い慣らしばかりうまくなる。


それでも街角には花が咲いて
花屋で花を買って

夜は月を見上げるんだ。

そうやって毎日やってくんだ。

なにもできなくてごめんなさい。
でもあたりまえのことをありがたいと教えてくれたこと、ありがとう。
のんきにあったかいとこでおなかいっぱいでいることを許してくださいね。
ささやかに、ほんとにささやかにだけど自分本意だけど大切に思いながらいきたいです。


祈ります。
何度も何度でも。
いましばらく。