ご卒業

先週、残業で行けなかったので
一週間ずれこんで今日
盲腸の傷口を診せに、主治医の外来診察へ。

病院へ夜診のギリギリの時間に滑り込み
待っているあいだに、思い出す。
夜間に駆け込んで、次の日手術して一週間の入院生活。
二つの病院を股にかけた通院生活。
お風呂にざぶんと浸かれなかった日々。
おお。
走馬灯？
（病院で…走馬灯？呼ばれてる…？）

名前を呼ばれて診察室に行く。
久しぶりに見る主治医のおっさんは
こころもち白髪は増えていたものの
肌がぷりぷりでつぶらな眼がキュート。
意外に背も高くて、白衣の半袖口、左腕に傷がある。
通院生活に花を添えるため
勝手に架空の想像ラブしていたものの
想像より全然仕事にヨユーなオトナのヲトコだ。
（いや、おっさんなんだけど）
仕事にヨユー　がなにより格好良い（主観）。
つーか職業としての医者って…すごい。
と、盲目に思ってたけど
sheepさんのパパ（薬学系）曰く
「外科は大雑把だ」
ははあ。そうですかね。…そうかも。

ひとしきり傷口を診てのち主治医はこう言ったのだった。


「ご卒業、おめでとうございます」

ありがとうございます。
思い出は忘れません。
お世話になりました。
卒業生代表…。

…そうじゃなしにっ!!
そういうトコがオレのハートを鷲掴むんじゃあ☆
ご卒業　って!!
ああ、関西のおっさん。ナイスおっさん。
もうあなたに会うことは、ないぜ!!!!
気弱になったとき笑い飛ばしてくれて
入院時毎朝様子見に来てくれて
たいしたこたあねえよ、って態度で始終。
なんとなくそのノリに助けられ、乗り越えられました。

（っていろいろ思うのはあとんなってからで
ばかみたいに形式的な礼しかしてねーでやんの）

「まあ　お仕事頑張ってくださいね」

おっさんこそなー!!

（言えばよかったなあ）



とにもかくにも　完治、完治であります。



完治って書くと「東京ラブストーリー」を連想します。
これはヲタ？
幼いころ尊敬する人は赤名リカでした。
余談。