きりんぐみーそふとりぃ

わりとむかしから
それほどお酒を飲まなくても酔える。

気のしれた仲間たちとじゃれあう時間
不意に抜け出して
壁をへだてて彼らの声を聴いて

しあわせにひたる。

あのなかにいた自分。
あのなかに戻れる自分。

ふわふわ酔って歩く寒空の帰り道もしあわせ。
寒いけどこころはここちよいぬくもりで。


“いまならしんでしまってもいい“


さいきんけっこう思うんだけど。

いま以上とかこれ以上とか

ほんとはいらないかもしれないのだって。

いまこのときの自分
手元の自分
手持ちの自分
それを見守ってくれたり
支えてくれたりする周りのみんな

もうそれだけで大丈夫で

余計な余分な外野は知らんぷりでよくて


たぶんいまこのときのために生きてきた。

そんな瞬間をかさねたいなーって思う。
なにするでもないし
ひきかえになにかなくしたりもしてないし
達成感とかとも違うんだけど

自分が昇華していく。

生きてきたこと
間違いではない。
たぶんだれもがみんな
ほんとはそうなんだよね。

流されて立ち止まると見える風景が
近ごろ変わってきたような気がして。