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こないだ初めてジブリの「海がきこえる」を観たんですよ。
(これが「コクリコ坂から」公開記念っていう放映のアレでして)

それだけで急に原作読みたくなりました。


小説は読んだことあるのにもう一回読みたくなりました。当時は若かったからキャラクターに感情移入したり、そういう読み方になっちゃってたのか
映画はほんと先入観なく見てしまった。また映画がかなりうまくまとまってたせいなのかもしれないんだけど。もともと読んだ物語忘れてたんだな。


原作本が書店にはなく、にっこり笑う箱のルートで我が家に来たんだけど
着いてすぐ続編含む2冊をペロッと読んでしまった。よっぽどあーゆー青春に飢えてたんかな…。


なんだろう、もう全体が良くて。好くて、か?とにもかくにも個人的には肌に合う感じに受けとめられた。

相当ワガママな高慢ちきちきな女の子に主人公がぶんぶん振り回される話なのに、
不思議といま読むと誰の気持ちもわからいでもなく、それがまたせつないちゅうか……。
ひとえに氷室冴子の腕に尽きるんだけど。氷室冴子…好きだったな。たくさん読んだわけでもないし、「ジャパネスク」も途中挫折してたはずだし(せっかちで平安絵巻感に耐えかねたんだわ)、それでも好きだった。憧れてたひと。


いまが夏のせいなのかもしれないんだけど、まぶしくてね……。
「コクリコ坂から」にしろ「海がきこえる」にしろ……。
え、やっぱり歳なの?


ちょっとまた別になるけど、
「ノルウェイの森」の映画観たときは、わりとすっと受けとめられたんだよね。
原作に思い入れはあった。もっというとディテールに思い入れがあって、
物語自体はなんとなくうがった見方をしてしまって
受けとめられてなかったんだけど、
映画になったことで「ああ、純粋に喪失する物語なんだ」ってはじめてストンと落ちたんだよね。

そういうこともあるか…。

いや、昔が相当揚げ足とるよなナナメに構えた読み方してたんじゃね?っていう疑惑もある。
むかし良かったって思ったものを読み直していくには、いい機会が続いているのかもな。
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無題
「海がきこえる」いいよな。主人公とメガネとヒロインの3人とも魅力的。多数に流されない自分を持ってる人間として描かれてるね。
女子の多人数で群れてる感がキライなオレは、あのヒロインが大好きだ。

アンドレアの書く小説って題材は青春とか恋愛だったりするの?
nakane 2011/08/08(Mon)23:37:18 編集
BOMB!
「海がきこえる」はただの男女のナニっていうんじゃなくて、対人間のドラマがあって、
さわやかさが先立つから少女小説ってくくられがちだけど、
それぞれに絶妙な距離感があって……いいよね。


へ?私の書く?
…青春、でしたね!
…恋愛、でしたね!
いやいやおこがましいよ、この話題の流れ!あわわ!

もうかなり書いてないんよ(泣)作品を製作する方に言われると恥ずかしいよ~。

でもこうやって若い頃読んだいい作品を
また別の視点で読めたりすると、なにかしらつくりたくはなるねー………。

みる 2011/08/09(Tue)20:46:28 編集
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