EVERY☆WORKER

忙しかった。


忙しい日なのに
課長が支障ないと言って今日に決まった会議にM木さんは長時間かりだされて

かつてない数の処理件数をしらせるFAXが止まらない。

段取り考えてはやく片付けるためにまわりみんな協力してがんばって、自分の担当後回しで処理。
めどのつくとこまですすめられることができた。

M木さんが帰ってきてバトンタッチして自分のことひとつひとつしていく。定時、残業確定、どんどん時間過ぎて、仕事は片付きそう。
だけど課長はへらへらひょろひょろと退勤。

人でなしっっっっっっ！！！

わたしはこんな日を月に数回味わうために働いているわけじゃない。
でも、今朝までうちに滞在してた翔風さんからみたら、
わたしなどは残念ながら
働いて…ブロイラー並みに何度も何度もおなか破裂するくらいの仕事量に、
だんだんタフになっていくのが、好きな

マゾ

の類いなのだろう………。
わたしはあしたも
今日きた仕事は今日片付けないと問題発生する部署で、
来たら来ただけ仕事して
生きていく……。

たしかに
いままでやめていったひとのことを全然理解しないわけじゃないし
やめたいと思う波は何度も押し寄せて曳いてを繰り返したが

いる。

わたしは働いている。

その事実が今日はなんだか胸にせまったよ…。

ここにいて働いている。

ほかの選択肢めんどくさいからなんだけど、
それにしてもこの立ち位置におんねんなぁ…っていう自分が
それが普通の自分が

なんか確認してしまった。

そうなんだ、いま、わたしはこれが普通なんだよな。

ときどき、いま、の自分を把握してない自分にきがつく。
わたしの知ってるわたしは、似たような毎日のなかでも少しずつ変わってんだよな………。


少しずつ少しずつ
強く、
かんたんにはこわれなくなって来ているんだよな……。