ちいさな一大事

終業1時間前のこと。

台帳が消えた。
こんなことはめったにない事。

永久保管の台帳。入金記録の一部でもある。代替はきかない。台帳は個人情報のかたまり。

出てくるまで帰れない…！

必死。
必死で探す。
全然ありえないところも一応みてまわる。そんなに移動するものではないから、いつも置いている決まったところにないとなると、だれもかれも疑わしい。


そこはチーフのM木さん、慎重に推理を語る。
最後にみたのはこの作業後、つまり17:15までは定位置にあった。
最後にうちの部署以外の人間が持ち出したとすれば、★課のチームだろう。
だが、この推測だけで
他部署のキャビネットを開けるわけにもいかない。
(それも★課にも一応台帳知りませんか？と伺って、その時点ではないですね～と言われたのだ…)

待つのだ！
待ちつつ、探すのだ！

たまたま今日はわたしもM木さんも早番。
18:15を過ぎ、課長へ報告。
課長は聞いてないのに、オレ昨日作業して戻したよな…とこぼす。気持ちはわかる。でも今日は使っていたのたから、課長はシロ(笑)。
あとは課長がM木さんの推理を聞いていろいろ探しついでに★課のキャビネットをなにげなく開けた。

台帳との再会！

ここからは★課で最後に台帳を使った方VSチーフM木。
わたしは安堵して、終業の支度をするのみ。
いやぁ…出てきてよかったよ。

もし行方不明のままやったら、今年1月から今までの日々のリストから、ひとつひとつ拾い上げて、無理やりにでも代替の台帳を作成しないといけない。
永久保管というのはそれだけ重要なわけで…。

とはいえいまも欠員1のわが部署。その作業に時間を割く余力はなく…。

M木さんはそのことを考えたらそりゃ★課に注意、指摘、指導、忠告…も、したくなるよね。


と…まあ、ちいさなイレギュラーが一大事につながりかねないので、毎度肝を冷やされ鍛え上げられていくのでした☆

あーなんかおいしいものでも食べよう…。